2020.06.05
これで安心!結婚式のお呼ばれマナー【招待状・服装・総まとめ】
もくじ
結婚式のマナー多すぎ問題
何度参列しても、不安になる結婚式のマナー。今回は招待状の返信から当日の細かな立ち振る舞いまで、一般的なマナーをまとめてみました。特別な一日を不安な気持ちで過ごさないように、予習しておきましょう!
招待状に関するマナー
返事は早めに
- 出席の場合、早めの返信を
- 欠席の場合、すぐに返信するのはNG
事前にSNSや電話で出席の約束をしていても、必ず招待状で返信をしましょう。招待状が届いたら、基本的には2〜3日以内、遅くとも1週間以内には返信を。
しかし、欠席する場合はすぐに返信するのはNG。都合をつけようとしたことを示すために1週間程度時間をおいてから返信がマナーです。ここで注意したいのが招待状に書かれた期限ギリギリに返信するのは失礼にあたります。
ペンの種類
黒の毛筆や万年筆で書くのがマナー。書きなれていない場合はボールペンでも問題ありませんが、黒以外の色はNGです。間違えたときは定規を使って二重線か寿を使って訂正しましょう。
メッセージのルール
余白には一言メッセージを付け足しましょう。しかし、「、」や「。」の句読点は、“区切り”や“終わり”を意味するため、使用しないように気を付けてください。欠席の場合には、お詫びとお祝いの言葉を書き添えましょう。
ご祝儀
一人あたりのご祝儀額相場
- 友人 3万円
- 上司 3~5万円
- 恩師 3~5万円
- 親族 5~10万円
「割り切れる=別れ」を連想させることから偶数はタブーとされています。奇数の中でも「苦」をイメージさせる9万円はNG、逆に偶数でも「末広がり」の8万円は縁起がよいと歓迎されます。
袱紗(ふくさ)
むき出しのままバッグに入れていて汚れたり折れたりしないようご祝儀袋は袱紗に包むのがマナー。結婚式にふさわしい袱紗は赤やオレンジ、ピンクなどの暖色系とされています。
袱紗が無い場合
袱紗が無い場合は、アイロンをかけたハンカチでも代用ができます。お祝いの際には左→上→下の順で畳みましょう。
渡し方
受付では、袱紗を開いてご祝儀袋を出し、自分の順番を待ちます。順番が来たら、畳んだ袱紗をお盆代わりにしてご祝儀袋を乗せ、「本日はおめでとうございます」と挨拶をして両手で渡します。このとき、名前が読めるよう相手の正面に向けて「心ばかりのお祝いです」と一言添えるとより丁寧です。
欠席するとき
一度出席と返事をして、その後やむを得ない事情で欠席することになった場合は、もともと予定していた金額を、そのまま包むのがマナー。
欠席と返事をしている場合のご祝儀は、料理・飲物代を差し引いた1万円程度を目安としましょう。
服装
基本的に華やかな中にも礼節をわきまえたものと言われています。洋装であればワンピースやパンツスタイル、和装の場合は留め袖や訪問着、色無地(未婚女性の場合は振り袖)を選びましょう。
正式には昼と夜でマナーは異なるといわれますが、そこまで意識されていません。今回は一般的な昼の結婚式についてまとめました
デザイン
OK
- 清楚で華やかなデザイン
NG
- 過度の露出やボディラインが強調されるもの
- バイカラーやツーピースのドレス
できれば袖があり、膝が隠れる程度のスカートのもの好ましいとされています。肩が露出するノースリーブであれば、上に1枚羽織を用意しましょう。
色選び
NG
- 白色・薄いイエローなど白と見間違えるような色
白は花嫁の色とされるので避けましょう。黒を着用するときは喪服のように見えないようフリルなどのデザインやアクセサリーで華やかに見える工夫してください。
素材
NG
- コットンや麻、ニットなどの素材
- ヘビやワニなど爬虫類の皮革、アニマル柄
- ファー素材(イミテーションも含む)
殺生を連想させるファーなどは避けるほうがいいといわれています。
靴
OK
- 細いヒール
- 表革やエナメル、シルク製などビジューなどの飾りが付いている
NG
- フラットシューズ、ローヒール
- チャンキーヒール、ウェッジソールなど太めのヒール
- ブーツ
- サンダルやミュール
- アニマル柄
カジュアルな印象になってしまう靴は理由がない限りは避けましょう。つま先もかかとも出ていないパンプスがベストといわれています(つま先→妻が先に出る、というイメージから)。
ストッキング
OK
- ナチュラルな色のストッキング
NG
- 黒ストッキング
- タイツ
- 素足
伝線してしまったときのことを考えて、予備を持っていくのがおすすめです。
アクセサリー
OK
- パールがあしらわれたもの
- 華やかなデザイン
NG
- 派手すぎる、花嫁と被るようなもの(ティアラなど)
- ファーやアニマル柄
- 時計
結婚式は写真を撮ることも多く、派手すぎるものはフラッシュに反射する可能性があるため避けるほうが無難です。
バッグ
NG
- アニマル柄
- ハイブランドのモノグラムなど
- 大きすぎるバッグ
モノグラム柄はカジュアルラインのものが大半を占めるためパーティバッグには向きません。また、バッグと靴は同じ色のものが望ましいと言われています。普段のバッグより小さな場合が多いので、お財布の入れ替えの必要があれば準備しましょう。
ヘアメイク
OK
- 清楚で華やかなアップスタイル
NG
- いつもどおりのナチュラルなヘアメイク
- ダウンスタイル
いつも通りのヘアメイクだとドレスの華やかさに負けて違和感のある組み合わせに。フォーマルな場なので華やかであることを意識しましょう。
また、結婚式は写真撮る機会が多い反面、涙を流すシーンも多いのでウォータープルーフや崩れないメイクを心がけましょう。二次会前に直せるようにサブバックにメイクアイテムを入れておくのがおすすめです。
当日
会場到着は20~30分前を目指す
受付や荷物をクロークに預けたり、ギリギリだとバタバタしてしまいます。集合時間もしくは受付開始時間の20~30分前に到着しましょう。
遅刻の連絡は必ず会場へ
遅刻は厳禁ですが、不測の事態が起こったときは、必ず会場もしくは一緒に招待されている友達に連絡を。
挨拶は大切に
待合室ではたくさんのゲストが集まります。新郎新婦のご両親や親せきに会ったり、テーブルに挨拶に来てくださった時には、お祝いの言葉をかけるようにしましょう。
手持ちの荷物は背もたれと背中の間
机の上や床に置かないのがマナーです。またサブバッグは、クロークに預けておくようにしましょう。
お酒の飲みすぎに注意
おいしい食事と楽しい雰囲気についついお酒がすすむのはわかりますが、結婚式は飲み会ではありません。大きな声で騒がない、周りの人に迷惑をかけないなど、当たり前の事ですが節度を持って楽しみましょう。
特別な日をみんなで作りあげよう
すべて守るとなると気が滅入るくらいマナーが多い結婚式ですが、大切なのはお祝いする気持ち。マナーは気持ちいい時間を共有するための気配りだと思いましょう。
また、いくら仲がいい友人でも結婚式には新郎新婦の親族、会社の上司も来ることも忘れずに。最低限のマナーと相手との間柄を考え、特別な時間を過ごしましょう。