定時後、パンパンにむくんだ脚をなんとかしたい!!

働く女子であれば、これはもう共通の悩みと言っても過言ではないのではないでしょうか。朝は難なく履けていたパンプスが帰るころにはきつくて履けなかったり、むくみがひどすぎて歩けないほどの痛みに襲われたり……
今回は、そんな働く女子の大敵「むくみ」を撃退する策についてまとめました!

むくみの原因

「むくみ」とは、血液中の余分な水分が皮下にしみ出して溜まっている状態のことです。

イメージ

調査員Y

字面の恐ろしさがすごい……

塩分・アルコールの取りすぎ

血液中の塩分濃度が高くなると、体は血液中の水分量を増やして塩分濃度を下げようとします。その増えた水分が皮下にしみ出してしまい、むくみにつながってしまいます。
同じような原理で、アルコールのとりすぎもむくみの原因になります。あまり遅い時間に塩分の多い食事をしたり、深酒をしたりするのは極力避けましょう。

長時間同じ姿勢でいる

ふくらはぎの筋肉は、心臓から送り出された血液をまた心臓へ戻すポンプのような機能を果たしています。「ふくらはぎは第二の心臓」という言葉もありますね。
長時間座りっぱなしだったりすると、このポンプ機能がうまく働かず、脚に血液がたまってむくんでしまいます。

生理前は特にむくみやすい

生理前に体がむくむのは、PMS(月経前症候群)の代表的な症状のひとつ。体に栄養や水分をため込ませる黄体ホルモンの分泌量が増加することが原因です。

むくみの予防法・解消法

体を動かす

デスクワークの方は特に運動不足に陥りがち。特に脚の筋力が衰えるとふくらはぎのポンプ機能も弱ってしまうので、軽くでも体を動かすようにしましょう。
コピーを取りに行ったりお手洗いに立ったりするとき、気持ちキビキビとした動きを心がけてみるだけでも違ってきます。デスクに座ったままでも、足首をぐるぐる回したりふくらはぎを伸ばしたり、簡単なストレッチに取り組んでみましょう。

湯船につかる

むくみが気になるときは、お風呂にお湯をためてゆっくり浸かるようにしましょう。
お湯の水圧や浮力で、脚に溜まったリンパ液や血液を押し戻したり、一日中体を支えていた関節や筋肉を休ませることができます。体が芯から温まり、血行が良くなることもむくみ改善には効果的です。

適度な水分補給

むくみの原因は血液中の過剰な水分ですが、それを気にして水分を取らなさすぎるのもよくありません。水分不足を感じた体は水分をため込もうとするので、かえってむくみを招いてしまいます。水分は適度に摂取しましょう。

タンパク質、ビタミンB群、カリウムをとる

タンパク質から合成されるアルブミンは、血管の内外の水分量を調節してくれている大事な成分。ビタミンBとカリウムには、体内の水分代謝を助けるはたらきがあります。
タンパク質は鶏肉・大豆・乳製品など、ビタミンBは赤身の魚や豚肉、カリウムはほうれん草やアボガドに多く含まれています。

漢方

水分代謝を助けてくれる防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)、五苓散(ごれいさん)などがむくみに有効な漢方薬です。とくに五苓散は二日酔いや下痢にも効果があります。

リンパマッサージ

体内の老廃物を運んでいるリンパ液の流れをよくするリンパマッサージ。腋の下、足の付け根、膝の裏などにあるリンパ節を押してから、軽い力で行いましょう。
リンパ液は皮膚のすぐ下、筋肉との間を流れているので、少しの力で十分な刺激になります。

ツボ押し

ひざと足首の中間あたり、脚の外側の筋肉がいちばん盛り上がっているところにある「豊隆(ほうりゅう)」というツボがむくみには効果的です。指が軽く沈み込む程度の強さでゆっくり押しましょう。

着圧ソックス

脚の筋肉のポンプ機能をサポートしてくれる着圧ソックス。太ももやふくらはぎなど、部位ごとに適切な圧力がかかるように設計されています。自分に合ったサイズを選び、かかとや足首の位置に注意して正しく着用しましょう。

引用:Amazon