仕事に集中しなきゃいけないのに、眠い……!

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調査員Y

最近は暖かいからか、仕事中も眠くて眠くて……

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ライターA

『春眠暁を覚えず』って言うくらいだしね~。

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調査員M

まあ春といわず年中眠いんだけどね。

そんなやっかいな眠気はさっさと吹き飛ばして、午後からの仕事もバリバリこなしちゃいましょう!!

仕事中に眠くなる原因

寝不足

真っ先に疑われるのはこれですね。夜にきちんと眠れていなければ当然、昼間にも睡魔がやってきます。
成人の理想的な睡眠時間は7~9時間。日々の睡眠不足は「睡眠負債」として蓄積され、心身に悪影響を及ぼすといわれています。毎日9時間は無理でも、できるだけ7時間以上の睡眠時間を確保しましょう。

血糖値の急上昇・急降下

昼食で摂取した糖質が吸収されると血糖値が上がり、それを下げるためにインスリンという物質が分泌されます。
このとき、血糖値の上昇が急激だと分泌されるインスリンの量も増え、血糖値が一気に下がって逆に低血糖状態に。脳の大事なエネルギー源である糖が不足してしまうので、集中力が落ちたり強い眠気に襲われてしまいます。

酸欠

糖分と同じく、酸素も脳が活動するためにはとても重要なもの。眠くなるとあくびが出るのは、体に酸素を取り込んで覚醒させるためともいわれています。
作業に集中していると呼吸が浅くなりがちです。意識的に深呼吸をしてみたり、室内の喚起を行って酸欠にならないようにしましょう。

疲れ目、眼精疲労

デスクワークだと特に酷使しがちな目。目が疲れていると、脳が目を休ませようとして眠気を起こします。
一時的な「疲れ目」であれば寝れば治りますが、蓄積された「眼精疲労」は寝ただけでは治りません。目を温めて血行を良くしたり、目の体操で筋肉のこりをほぐすと良いですよ!

ストレス

出ました。現代社会最大の課題、ストレス。
ストレスがたまると、コルチコトロピンという睡眠抑制作用のあるホルモンが分泌されます。このホルモンの働きで夜の睡眠が阻害されて睡眠不足に陥り、日中に睡魔に襲われてしまいます。

どうしても眠くて仕方ないときの対処法

スーッとするガムや目薬

「噛む」という行為は脳を活性化させるため、眠気を飛ばして集中力を上げるのに効果的です。苦手でなければ、ミント感の強いガムを噛むのがより効果的。
清涼感の強い目薬をさすのも良いですが、さしすぎは目に悪いので気を付けてくださいね。

カフェイン

言わずと知れた眠気対策。カフェインの覚醒効果が表れるのは摂取してから40~60分後なので、眠気に襲われそうな時間の1時間ほど前にカフェインをとるのがおススメです。
牛乳にはトリプトファンという眠気促進物質が含まれているので、コーヒーにはミルクを入れずブラックで飲むのがベスト。カフェインはココアや紅茶、玉露入りの緑茶などにも含まれています。

首を冷やす

身体を冷やすと副交感神経の働きが抑制されるので、眠気の防止が期待できます。冷やす場所は、太い血管が通っている首がおススメ。
タオルに包んだ保冷剤や冷却シートなどで冷やしましょう。

ストレッチ

肩を伸ばしたり足首をぐるぐる回したりすることで血行が促進され、体が覚醒します。特に脚のストレッチは、気になるむくみの防止にもつながります。

ツボ押し

親指と人差し指の骨が交差するところにある「合谷(ごうこく)」、手のひらの真ん中にある「労宮(ろうきゅう)」、中指の爪の根元にある「中衝(ちゅうしょう)」が眠気に効くツボです。
痛気持ちいいくらいの力で刺激しましょう。

最終手段:寝る

眠いときは素直に寝てしまうのが一番。昼食のあと、許されるのであれば仮眠をとりましょう。
眠る時間は15分~30分がベスト。あまり長い時間寝てしまうと、体が深い眠りに入りかけてしまうため逆効果です。