夏の暑さによる熱中症にご注意

これからの時期、気を付けたいのが熱中症。
体内の水分やミネラルのバランスが崩れることで血液の巡りが悪くなり、身体に熱がこもってしまうことがその原因だといわれています。ホルモンバランスの乱れも一つの要因に。

梅雨が明けてすぐ、身体がまだ暑さに慣れていない時期は特に注意が必要です。

参考:厚生労働省 熱中症関連情報

クーラーの利いた部屋でも熱中症にかかる

熱中症というと炎天下での運動中に発症するイメージがありますが、実は屋内にいても発症する危険があります。特に浴室やトイレ・閉め切った部屋などの風通しの良くない場所には要注意。

オフィスでは、窓ガラスの近くやプリンターの近くなどの高温になりやすい場所での長時間の作業は避けるようにしましょう。

熱中症対策

発汗機能・熱代謝を保つ

エアコンの利いた室内にこもっていると発汗機能が低下します。すると体温調節がうまくいかず、涼しい室内から暑い室外へと出たときに体がついていかずに熱中症になってしまうことも。

熱中症を防ぐためには身体を暑さに慣れさせることが大切です。半身浴をしたり帰宅時にひと駅分歩いたり、毎日少しずつでも汗をかく習慣をつけましょう。

水分+塩分を補給

夏場の水分補給のポイントは水分+塩分。汗で失われる水分とミネラルを飲み物で補うことを意識しましょう。ミネラル入りの麦茶が手軽でおススメ。
カフェインやアルコールには利尿効果があるため水分補給には向きません。

イメージ引用:伊藤園

手作り経口補水液で応急処置

脱水症状を起こしたときに飲む経口補水液は、人の体液と同じ浸透圧に調整した水のこと。
市販のものもありますが、水500mlに対して砂糖20gと塩1.5gを混ぜるだけで簡単に作れます。

参考:環境省 熱中症対策シンポジウム講演資料

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ライターA

日持ちはしないので、遅くとも当日中に飲み切るようにしましょう。

タンパク質・鉄分も摂取

貧血によって血液循環が悪くなったり体力が落ちたりすると熱中症にかかりやすくなります。血液を作るもととなる鉄分とタンパク質を意識的に摂りましょう。
特に鉄分は吸収率が低いため、こまめに補給することが大事です。

鉄分はレバーやほうれん草、タンパク質は肉全般や豆などに多く含まれています。

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調査員Y

タンパク質も鉄分も両方とれて、たたきなどでさっぱり食べられるカツオもおすすめです!