ワーケーションの推奨とは

2020年7月政府から“ワーケーション”の普及を目指すと方針が発表されました。聞きなれない言葉で、SNSでは批判的な意見も多数見かけます。でもでも、旅行が大好きな人にとってワーケーションの制度が整えば、夢のような生活が待ってますよ~♡

ワーケーションって何?

2000年代アメリカで広まったワークとバケーションを組み合わせた造語です。アメリカでも日本と同じように、有給取得率が低く、休暇をとる事に対してハードルが高かったことが問題視されていました。

そこで、広まったのがワーケーションです。旅行先で働くことで、家族や友人と過ごす時間も大切にできるという新しいライフスタイルとして広がりました。

リモートワークとワーケーションの違いは?

リモートワークは、会社に行かずとも家での仕事を推奨する働き方です。新型コロナウイルス拡大の影響を受け、急速に広がりました。
“職場に行かずとも仕事ができる環境を整える”ことが重要なワーケーションの普及への礎を作ったことは間違いないとも言えるでしょう。

ただし、リモートワークを行っている会社がワーケーションを行えるかというと異なります。
自宅以外での仕事が認められること、長期の休暇が取れること、出張前後に休暇が取れること、需要が増える大型連休以外での宿泊が可能なことなど、まだまだ課題は多いのが事実です。また、宿泊先もWi-Fi環境が整っていることなどどこでも良いわけではありません。

働き方改革との大きな関わり

年次有給休暇の5日間取得が義務化されたこともワーケーションの推進に背中を押しています。連休を取りにくい、仕事があって休みたくない、という人でも旅行の合間に仕事ができたら連休も取りやすくなるかも知れません。

Go Toキャンペーンとの関係は?

新型コロナウイルスの影響で観光業界や飲食業界などが大きな影響を受けています。インバウンド需要が無くなった今、Go Toキャンペーンは国内観光を楽しむための策として提唱されています。

ワーケーションプランの中には、Go To トラベルキャンペーンと合わせて利用することが可能なものもあります。長期滞在により大きな割引を受けられるものもあるので、会社の整備がされているのであればぜひおすすめしたいです!

現代の働き方にぴったりなのかも

パソコンやスマホの普及で、いつでもどこでも仕事ができる人が増えてきました。休み中でもついつい仕事の連絡が気になって、対応してしまう人はワーケーションが向いているかも? 思い切って長期休暇を取って、その間に仕事をするほうがリフレッシュになるかもしれません。

ワーケーションのメリットとデメリット

メリット

長期間での宿泊が可能

海外旅行など、大型連休でしか行きにくかったところも、ワーケーションが認められれば、仕事しながら一ヶ月ごとに違う国へ移動する、なんてことも叶うかも。

閑散期を狙って旅行が可能に

ワーケーションの他にも、会社の連休の取りやすさも関係してきますが、料金が高騰する大型連休を避けることも可能になります。料金が安くなるだけではなく、混雑も避けられるのも嬉しいポイントです。

リフレッシュしながら仕事ができる

自然を見るだけでも気分がリフレッシュするのを感じたことがある人も多いのでは。街を離れ、いつもとは違う環境で仕事をして、夜は地方ごとの名産品を食べて楽しむ、そんなリフレッシュができたら仕事の効率もアップするかも。

デメリット

仕事なのか休みなのか線引きが難しい

多くの人が思うのがこれ。休み中も働いてしまうので、しっかり休むことができないのでは?という心配。休暇とワーケーションは別物なのですが、会社や周りの理解がないと、ずっと働いてしまうということも招くかもしれません。

一部の職種の人しかできない

リモートワークが一部の職種でしかできないように、サービス業や医療従事者、特殊なソフトを使用しているなど、どうしてもできない場合もあります。

会社の理解が必要

ワーケーションを認められたとしても、テレビ会議で背景がリゾートだと気まずいと感じる人もいるかもしれません。きちんと許可を取っているのであれば、本来何ら問題はないけど、気にしてしまうのが日本人の性。会社と職場の人の理解が必要不可欠です。

魅力的なワーケーションプラン

まだまだ、普及には時間が掛かりそうですが、各宿泊施設で魅力的なワーケーションプランが発売されています。

星のや竹富島


引用:https://hoshinoya.com/
憧れの星野リゾートにもワーケーションプランがあります。お値段に驚いたのですが(高くて)、ゆっくり考えてみたら30泊分の値段とのことなので1泊9,300円ということに!星野の宿にこの値段で泊まれるのはお得な気もしてきました(誰も泊まるとはいってません)。

星のやには長期滞在プランがあるので30泊ではなくとも、長期滞在で考えてみると、びっくりするほどお値打ちに宿泊ができるかもしれません。

  • 沖縄県八重山郡竹富町竹富
  • 南風(ぱいかじ)ワーケーション滞在
  • 期間/2020年3月18日(水)~2021年1月17日(日)チェックアウト
  • 料金/2名1室 1名様あたり 278,460円~(税・サ別)

*通常価格より70%OFF  *上記は30泊時の参考料金

ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄


引用:https://www.hyatt.com/ja-JP/hotel/japan/hyatt-regency-seragaki-island-okinawa/okaro

360度美しい海に囲まれたハイアット初の国内リゾート。無料Wi-Fiや機材の貸し出しをしてくれます。美しいビーチはもちろん、海と繋がるインフィニティプールもあり、家族で楽しむのにもぴったりです。

  • 沖縄県国頭郡恩納村瀬良垣1108番地
  • 期間/2020年8月4日(火)~2020年12月20日(日)※除外日あり
  • 料金/1泊朝食付 2万2,000円〜7万9,000円(税サ別)
  • (大人 1名1室ご利用時1名様あたり/ラグーンビューツイン)

伊豆ハウス ラグジュアリーログ暖炉


引用:https://izuhouse.com
憧れの別荘地伊豆高原。緑広がる空間でリラックスしながら仕事をできるようにWi-Fiやモニター、オフィスチェアを用意しています。自然を思いっきり満喫できるような乗馬やドルフィンスイムバーベキューなどアクティビティも用意されています。

  • 静岡県伊東市富戸1317-1111
  • ワーケーション・シンプルプラン1泊2日※朝食付き
  • 料金/2万円 /1人

ワーケーションが良い形で広まりますように

ワーケーションやリモートワークの仕組みが整えば、旅行がもっと行きやすくなるはず。新しい働き方・休み方が広がることで生産性が上がったり、心が疲弊したりする人がいなくなるといいなって思います。行ってみたかった場所や宿にお得に泊まるチャンスがやってくるかもしれません。

まだまだ広がるには時間がかかるかもしれませんが、会社のみんなが納得する形で制度が整えられると良いですね!