2021.11.01
骨格ストレートの事故率を下げる!「典型的ストレート」なライターの服選び
典型的ストレートな服選びをご紹介
SNSを中心に普及した「骨格診断」。質感やボディラインの出方など、体つきの特徴から自分を最もキレイに見せるためのスタイルアップ理論です。
体を「ストレート」「ウェーブ」「ナチュラル」の3種類に分けているのですが、SNSやブログなどを見ていると「特に骨格ストレートの人、自分の診断好きじゃなさそう」という印象を受けました。
わかる!痛いほどにわかるよ!!!かわいい服着たいよな!!!
ということで今回は、かつて1カ月に1回くらいのペースで「骨格ストレート辛えな……」と思っていたライターAが服選びで気を付けていることや、アドバイスされたことをご紹介します。
似合う服の選び方だけではなく、ちょっと不向きな服をできる限りうまく着こなすための工夫も解説!
骨格ストレートの特徴
あるお仕事のために受けた骨格診断で「見事なストレート」だと告げられた私。
実は事前情報を集めている時から、なんとなく自分は骨格ストレートなのではないか? と薄々思ってはいたんです。
当時知った骨格ストレートさんの特徴はざっとこんな感じ。
- ハリと弾力がある肌質
- 全体的に立体的な体型
- 筋肉がつきやすく、身体に厚みがある
- ボディラインにメリハリがある
- 腰の位置が高め、首の長さは短め
- 膝上が太いが膝下は細い
上の画像でいうと一番左の体型ですね。
この条件、なんだか全部当てはまる。横向いてる絵とか完全に私なんだよなあ……
ただし、他のタイプの特徴も併せ持つ「ミックス体型」の方もいるようなので一概には言えません。プロの診断を受けたほうが良いのはこのためです。
骨格ストレートの強み
- 立体的な体形
- スラっとしたひざ下
- ウエストの位置が高い
骨格ストレートは体にメリハリがある体型なので、はつらつとした健康美を感じさせることができます。
上半身にボリュームがあり、ひざ下はすらっとした印象。バストやヒップ、腰の位置も高いのでスタイルアップが比較的カンタンなのも長所です。
骨格ストレートの弱み
- 首が短い
- 二の腕や太ももが太い
- 筋肉が付きやすい
もともと肉感的に見えることに加え肌のハリが強いので、二の腕や太ももが目立ちがちです。
首が短く上にボリュームが集中しているので、上半身が大きく見えがちにもなってしまいます。
骨格ストレートが事故ると?
これが骨格ストレートのいわゆる大勝利と事故…の比較。一見Vネックウエスト絞りで似てる形だけど、素材と身体のフィット感で5キロは変わる。ご査収下さい😇🙏 pic.twitter.com/2BY2lWfaq9
— めぐみ🌷顔タイプ/骨格/カラー診断 (@megumi27_imecon) May 31, 2021
SNSの美容界隈では、うまく似合わせられない服をチョイスしてしまったことを「事故」と表現しています(的確……)。
骨格ストレートさんの場合、服によっては以下のような事故が生じます。
- 太って見られる
- 胸が強調されてしまう
- ゴツく見える
- 首元が詰まっている服が苦手
- 二の腕や太ももが太く見える
例えば、ふんわりめのマキシスカートやフレアスカート。
骨格ストレートは上半身にボリュームがあるので、横に広がりやすいボトムスを選ぶと上下ともにボリュームがついてしまいます。
ファストファッションは他タイプ向きが多い
骨格ストレート永遠の悩み「服がない!!!」問題。
ここ数年の流行はオーバーサイズや袖や裾がだぼっとしたもの、きゃしゃなフレアスカートやフリルなどですよね。
甘めのものやカジュアルなものは、ウェーブやナチュラルが得意としています。
ストレートが得意な服って、どうしてもかっちりしたオフィスカジュアルっぽい服になりがち。
服を買うのが難しいからこそ、あるものや着たい服を上手に着まわしたいものです。
骨格ストレートが得意なもの、苦手なもの
ここからは骨格ストレートさんの得意な服や苦手な服について、筆者自身の経験を交えながらお話します。
得意なもの
骨格ストレートが得意なアイテムの特徴は以下の通り。
- ジャストサイズが得意
- ハリのある上質な素材が得意
- 大柄やコントラストがはっきりした柄が得意
久しぶりにスーツや喪服を着てみたらなんかスッキリしていた……なんて経験のある骨格ストレートさんは、上の条件がよく当てはまるアイテムだからでしょう。
私が個人的に成功したアイテム
Vネック
Vネックは本当に裏切らない。ボートネックやUネックはたまに裏切りますが、Vネックはいつも骨格ストレートに寄り添ってくれます。
ライダースジャケット
私には大当たりでした。
薄くなくハリのあるリアルレザーに近い素材やボリュームが出すぎないベロア風の素材を選ぶと、キリっと着こなせてよかったです。
どちらかと言うまでもなく童顔低身長なので、もう少し大人顔で背が高かったらもっと良かった……と思わずにはいられません。
マーメイドスカート
裾があまり広がらず厚手のものを購入したからかもしれませんが、マーメイドスカートもバッチリハマりました。
裾の広がり方によってはウェーブ向きとされるアイテムなので、試着しておくと安心かも。
苦手なもの
骨格ストレートが苦手としているアイテムは、主に以下のようなものです。
- ぴったりサイズやオーバーサイズが苦手
- 柔らかい素材、天然素材が苦手
- 花柄、ドット柄など小さ目の柄が苦手
流行のオーバーサイズや根強いフレアスカートなど、定番とされているアイテムの着こなし難易度は高め。
この難関をうまく切り抜けてこそお洒落のし甲斐があるってもんよ……!
私が失敗したアイテム
服、本当にデザイン問題ありすぎて辛い。色とか襟まわりが可愛くても袖でガンダムかセフィロスかキャプ翼にしかならない。 pic.twitter.com/sPFG8QtZms
— ぺちゃ🍩 (@pecha85) June 25, 2021
パフスリーブ
見ただけで恐怖感を覚えるくらいには苦手なアイテムです。本当に似合わない。
取り立てて肩幅が広い方だとは思っていなかったのに、パフスリーブを切るとどうにもガタイが良くなってしまうんですよね。私がガンダムだ。
フレアスカート
繊細で女子っぽいアイテムと言えばフレアスカート。私が着ると腰回りにボリュームが出てしまい、体感3~4キロ増えたような印象を受けてしまいました。
人気のアイテムで品数も多いので、攻略法を考えたいところです。
とろみやフワフワ感のある素材でなければもう少しうまく着られそうな感じはあったのですが……
オフショルダー
骨格ストレートはきちんと感のある服が得意。そのせいか、オフショルダーのトップスを着用するとなんだかだらしない印象になってしまいました。
骨格ストレートが服選びで気を付けていること
骨格ストレートの服選び事故は、着ぶくれに直結する死活問題。
太って見えるのだけは避けよう! と私が普段意識していることをご紹介します。
前提:スタイル維持をしっかり続ける
これ、すごく大事だな~と実感しました。体重を落とすだけでなんだかんだ抵抗なく着られる服は増えます。
例えば、骨格ストレートが苦手とされているスキニー。ドカ食いとストレスで体重が激増していた時には「とてもじゃないが履けない」と思っていましたが、体重が落ちてから履くと「案外何とかなるな……」と印象が変わりました。
骨格ストレートだからダメ、と決めつけてしまわず、体づくりによって左右されるアイテムもあると考えていると良いかもしれません。
鉄板アイテムを見つける
さんざん骨格タイプのお話をしてきましたが、人間の骨格は3タイプに完全分類できるほど単純なものでもありません。
「骨格ストレート向きの服」とされているものを買って事故ってしまうのはあまりに悲しいので、「これは私に合うな」と思えるアイテムを一つ探しましょう。
そのアイテムのどこが自分向けなのか分かれば、選ぶ際の基準もはっきりしますよ。
ウエストベルト付きカシュクールニットワンピース
私の鉄板アイテムはこれ。Vネック+ウエストマーク、広がりすぎない裾がいい塩梅でした。
直線的な縦ラインを強調する服を選ぶ
フレアスカートの項でお話した通り、どこかにボリュームをプラスするような服は骨格ストレートには不向きです。
ボトムスだけではなく、ダウンジャケットのような上半身にだけボリュームが集まるアウターも着ぶくれのもと。
なるべく直線的に見えるよう、体の縦ラインを意識すると痩せ見えしますよ!
適度な厚みのある素材が着やすい
骨格ストレートはハリのある素材や高級感のある素材が向いています。
- 100%コットン
- レザー
- ジャガード
- ウール
- シルク
とろみがある薄い素材やフワフワした素材、シワになりやすいリネンなどの素材は、骨格ストレートが着るとだらしなく見えてしまうことも。
私の場合、苦手素材は避けるか、ワッフル加工のような凹凸がクタっと感を打ち消せる素材で気に入った服をチョイスしています。
肩の丸みが出やすいトップスは避ける
ストレートだからと服のバリエーションを制限するのではなく、なるべく着たい服を買うことをセオリーにしている筆者。
そんな中でも「これだけはNG」と決めているのが、肩が丸く見えやすい袖のトップスです。
- パフスリーブ
- ノースリーブ
- フレンチスリーブ
- 装飾のあるもの
上のようなストレート特有の丸みが際立つ服は、二の腕の肉感と相まって太く見えてしまいます。
今のところうまく着る術を見つけていないため、私は回避し続けております……
必ず試着する
骨格ストレートでぴたぴたが似合う人は、本当に細いか、むちっとした魅力を出したい人が多い。
そして子供顔さんは全身ボディコンぴたぴたラインが、年齢上がって見えてしまって顔と合わないから、SNSで見るストレートのお洋服が合わないって人も多い🥺
ポイントだけ守ればいいって伝えたい!— RAN☆顔タイプ診断/パーソナルカラー診断/骨格診断 (@rantee_beauty) June 29, 2021
通販はたまに事故を起こします。
サイズや着用した際の印象を店頭で何度でも確かめられるので、服はなるべく実店舗で購入するのがおすすめです。
素材や形が骨格ストレート向きであっても、いざ着用してみると思ったよりフィットしないこともあるでしょう。
逆に似合わせの自身がない服でも「ヒットだった!」と喜べるケースだってあります。
自分で着るのが結局一番分かりやすいですよ。
本当はウェーブの服が着たい!!!という時
私は低身長童顔ながら骨格ストレートに生まれてしまった修羅の者。
元々の好みがウェーブ寄りなのもあって、本当はフレアスカートやもこもこニットが似合う女になりたいんじゃい!!!ともがき続けてきました。
ここからは涙ぐましい(自称)努力の中で見つけた、骨格ストレートが適性の低い服を着こなすためのコツをご紹介します。
とにかく縦ラインを意識
他タイプ向きの服を着るときも、一番重視するのは縦のライン!
上半身か下半身、どちらかにボリュームを与えないように服を選ぶと◎。
ぴっちり過ぎずブカブカ過ぎず、体に沿う様なスタイリングを心掛けるだけでも違います。
全身をぱっとみた時、重たさを感じる部分(重心)が体の真ん中に来るよう意識してみましょう。
トップスはインせずに着るか、前だけ折ると重心の調節がしやすくなります。
バランスを取ってすっきり
広がりやすいトップスを着たい場合、ボトムスには広がりにくいストレートパンツを合わせるとスタイルアップが図れます。
フレアスカートは着方と素材で工夫
フレアスカートも柄や素材はさまざま。
- とろみがある素材
- フワフワしている素材
- チープに見える生地
- プリーツ
- 細かな花柄
これらのアイテムは避け、縦ラインを演出しやすいものを選ぶようにしています。
- 高級感のある素材
- 布がまっすぐすとんと落ちる
- 光沢のある素材(薄いものはNG)
- ストライプ柄
上のようなものが似合いやすいですが、条件内に限定せずとにかく横に広がらないことを優先! 厚みが出ないように丈が長めのトップスを合わせるのも効果的です。
好きな服をうまく着るための工夫を
骨格診断は「似合わない服を着ないで!」と注意するためのものではありません。
タイプから自分に合う着こなし方を理解し、適当に着るよりも好きな服を着こなせるよう考えるために活用したいですね。
どうすれば自分に似合うか考えるのも、案外楽しいものですよ。