脇・頭皮・デリケートゾーン……女子のニオイ問題

30代女性に襲い掛かるエイジング問題。その中でも絶対に解決しておきたいのが「ニオイ」です。
実は「30代に突入して急に自分のニオイが気になりはじめた!」という方が多いそうです。ドラッグストアに並ぶ女性向けデオドラント製品の多さも納得ですよね。

「おじさんの加齢臭嫌~!」と高らかに声をあげられたのは20代まで。
年を重ねると自分の体臭が気になりだすという、ブーメランが突き刺さります。

今回は30代女性にとって目を背けたい現実「ニオイ」について特集します!
ニオイの原因や対策についてもしっかりレクチャーしますよ~!

自分のニオイが気になる30代女子多?ニオイの原因は?

10代・20代は「甘い匂い」がするのは気のせいじゃなかった!

衝撃的な事実を明らかにすると、30代に突入すると10代・20代の頃に発生していた“若い香り”が減少します。
この“若い香り”は「ラクトン」と言って、気になる汗のニオイなどを覆ってくれたものです。
「ラクトン」に関しては、お馴染み「DEOCO」を開発・販売しているロート製薬が研究結果を明らかにしています。

DEOCO画像引用:ロート製薬DEOCO

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ライターA

DEOCOはライン使いしていますが、使用後にうっすら甘い匂いがします!おすすめ!

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一般的な女性の多くが加齢に伴い、自分自身の体臭の変化を感じていることが知られていますが、その原因の一つとして若年女性特有の体臭成分に「SWEET臭」のある「ラクトンC10/ラクトンC11」が30代以降で減少することによって体臭変化が起こるものと推察されました。

引用元:ロート製薬

「ラクトン」が30代に入ると減少する!

上記のロート製薬の情報から抜粋すると、だいたい「ラクトン」の曲がり角は35歳。
35歳以降“若い香り”(ロート製薬ではSWEET臭と呼んでいました)がどんどん減っていくんですね。

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ライターA

曲がり角はお肌だけじゃなかった……。

女性ホルモンの減少が臭いの原因にも

年齢に伴って女性ホルモンが減少します。
更年期や髪のボリュームなどが気になりはじめるのも、女性ホルモンの影響と言われています。
女性ホルモンの減少はこれに留まらず「ニオイ」にも深くかかわってきます。

女性ホルモンが「ニオイ」「体臭」に関わる要素は2つです!

  • 女性ホルモンはニオイを抑制する役割がある
  • 女性ホルモンが減少することで皮脂量が増える

年齢を重ねると「ラクトン」も減り、体臭を抑止してくれていた女性ホルモンも減り、さらに皮脂量も増える……。
一般的に女性より男性の方が臭いが気になるのは、皮脂量が多いせいだと言われています。
30代以降に体臭が気になりはじめる女性が増えるのも納得です。

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ライターA

30代女子、刺さりまくっています。

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調査員M

ダメージが……。でもちゃんと対策すれば大丈夫!

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ライターA

そう。手間はかかりますが、いつまでも良い匂いのする素敵女性でいるために努力していきましょうね!

30代女子が1番気になる「脇汗」の対策

夏だけではなく、年中気になるのが脇汗です。脇は汗腺が集中している部位です。
つまり汗をかきやすいんです!風通しも悪い部位であり、お洋服に黄ばみやシミを作ってしまうこともあります。

消臭効果のある脇汗パットを使用する

夏は特に外に出る度、汗をかくので、衣類への汗ジミも気になります。
また、大事なお洋服にシミがつくだけではなく、そこから雑菌が繁殖してニオイの発生源になることも。夏になると脇から漂う体臭が気になる方、要チェックです。

頼りになるのは、脇汗パットです。

お洋服の汗ジミ防止、そして脇汗からのニオイも抑制してくれます!
上手な貼り方は、小林製薬の「あせワキパット」の公式サイトでマスターしましょう!

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お出かけ前はロールタイプなどの直接塗るデオドラント剤で抑制

外出前はロールタイプを使用することでニオイを抑制します。最近は速乾性のタイプも出てきていますが、塗った後は少しベタつきがあります。乾くまで我慢してくださいね。
スプレーもありますが、肌にしっかり密着して長時間の効果が期待できるのはロールタイプです。
ムダ毛があると肌への密着が弱くなるので、ニオイ対策のためにもムダ毛対策・脱毛はしてきましょう!

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外出先ではデオドラントシートでこまめに拭く

スプレーやロールタイプを好む場合も、まずは一度汗を拭いてからが基本。
外出先でのケアはデオドラントシートがおすすめです。
通勤から会社に帰った際、デートでお手洗いに立った際など、こまめに脇汗を拭きとるのも大切です。長時間出歩く際には大判のものを用意しましょう。脇だけではなく、全身、足元も拭きとれるので便利です。

加齢臭の正体は実は「頭皮」だった……!

「パパの枕、なんか臭い」と他人事のように言っていたのは昔の話。
女性ホルモンの減少で皮脂量が増加し、それがニオイの発生源にもなる話は前述しましたが、皮脂が最も気になるのは、意外にも頭皮だったりします。

頭皮ケア・クレンジングができるシャンプーを選択

自分の頭皮のニオイが気になる方、日ごろからのケアを見直しましょう。
まずは、頭皮を洗浄するシャンプー。これはクレンジング効果のあるアイテムがおすすめです。
ドラッグストアやバラエティショップに売っているシャンプーの中にも地肌のケアや皮脂が気になる方用のシャンプーがたくさん並んでいます。
いろいろ試して自分に合ったものを見つけていきましょう。

外出先で気になったらドライシャンプーを!

外出先で頭皮のべたつき、ニオイが気になった際の救世主はドライシャンプー。
ズボラ女子にお馴染みのサボリーノからも出ています。また、スプレーはかさばる・面倒な方にはシートタイプがおすすめです。

サボリーノドライシャンプー画像引用:サボリーノドライシャンプー

フレッシュケアドライシャンプーシート画像引用:フレッシュケアドライシャンプーシート

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調査員M

ドライシャンプーにもシートタイプがあるのね!

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ライターA

びっくりました。タイプがあるってことは、需要があるってことだね!

洗いすぎ・すすぎ残し・生乾きに注意!

頭皮ケア、根本的なところで気を付けたいのはこちらの3つ。

洗いすぎ

頭皮は優しく洗いましょう。ゴシゴシ洗いで頭皮に傷がつくと、フケやかゆみなどのトラブルの元に。
また、肌の防御機能が働いて皮脂が過剰分泌するリスクも伴います。

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ライターA

皮脂を抑えるために洗っているのに逆に皮脂を増やしてしまう結果に……!

すすぎ残し

同じくこちらもトラブルの元です。
シャンプーだけではなく、コンディショナーのすすぎ残しにも注意しましょう。洗いすぎと同様のリスクがあります。

生乾き

洗濯物と同様、生乾きのまま放置するとニオイが発生します!
菌が発生しやすくなるので多少面倒でもしっかり乾かして寝ましょうね!

足の臭い!特に梅雨・夏は絶対的に気になる

特にビジネスシーンでパンプスを履くことが多い方は対策しておきたいです。
足も脇同様、汗腺が集中しており臭いが発生しやすい部位です。
「デートで彼氏から案内されたレストランがお座敷だった」「急遽、彼の部屋にお邪魔することになった」などのシチュエーションを想像すると絶対に足臭対策しておきたいです。

同じ靴を毎日履かない・天日干しを習慣化

毎日、同じ靴を履く方、要注意!前述しましたが、足は汗をかきやすい場所です。
その汗が乾ききっていないうちにまた同じ靴を履くのは絶対やめましょう。1日置く、そしてできれば外気で乾かして履きましょう。
お休みの日は天日干しを習慣化するのを推奨します。

足の爪・角質ケアは定期的に行う

もう1つ気を付けたいのが足の爪・角質のケアです。雑菌のエサとなるのは角質。角質は特に爪周りには溜まりやすいです。毎日洗って、その後は保湿を心がけましょう。乾燥は角質が増殖する原因になります!
また、爪の伸びすぎも注意。
爪の間に汚れや角質が溜まるので定期的にカットして清潔な状態にしておくのも重要な足臭対策です。

ストッキングはできるだけ通気性の良いものを

パンプス×ストッキングの組み合わせは、女性のビジネスシーンでは鉄板。
ですが、女性の足臭の大半はこれでは……と疑ってしまうほど“ムレ”が気になるのも事実です。
通気性の悪いストッキングは特に夏場は絶対NG!通気性の良いアイテム・ニオイを抑えてくれるアイテムを選ぶなど、対策を講じましょう。
また、最近は5本指ストッキングもあります。足の指を1本ずつ包んでくれるので対策になります。

脇と同じように足にもデオドラント剤を

ストッキングや靴下を履く前、専用のデオドラント剤(特にロールタイプがおすすめ)を使用しましょう。
靴に直接かけるタイプのスプレーと組み合わせるとさらに抑制効果がアップします。
外出先でシートタイプやスプレーを使用する際には少しでも乾かしてから靴を履くことを意識してくださいね。

デリケートな問題・VIOのニオイ対策は大丈夫?

人に相談できないけど、トラブルの多い場所、VIO。
生理時、彼とちょっと良い雰囲気になった時、婦人科の検診の時……。人に見られない場所だけど……意外とピンチの場面が多いです!

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デリケートゾーンのニオイの原因はさまざま

熱がこもりやすく、部位的にも高温多湿になりやすいのがデリケートゾーン。
生理中は経血が原因と分かりやすいですが、実はニオイの原因は「ストレス」「疲れ」「病気」などさまざまで解決が難しいのです。
かゆみを伴う場合は、カンジタなどのトラブルが発生している場合もありますので気になったら迷わず産婦人科・レディースクリックを受診してください。

デリケートゾーン用のソープを使用する

最近は、デリケートゾーン用の石鹸やソープも気軽に手に入るようになりました。ドラッグストアで最も広く販売されているのは持田製薬の「コラージュフルフル」。
美白効果や角質ケアの美容商品ではなく、抗真菌(抗カビ)成分である「ミコナゾール硝酸塩」と殺菌成分を配合した薬用アイテムです。

コラージュフルフル画像引用:コラージュフルフル

コラージュフルフルの公式サイトはこちら

デリケートシートを持ち歩くのもおすすめ!

外出時に気になった際にはデリケートシートの使用をおすすめします。
トイレに流せるタイプだと使用後も煩わしくありません。彼氏の部屋でも安心ですね。ビデやウォッシュ機能がないトイレでも利用できますし、デートには必須。また生理前・生理中にも持ち歩いておきましょう。

おりものシートを活用!こまめに付け替え

デリケートゾーンのニオイ問題解決で、避けられないのが「おりもの」。
女性にとっては悩ましい「おりもの」ですが、女性の身体を守り、膣内の健康も測れる大切なモノです。
「おりもの」対策にはおりものシートを活用しましょう。
もちろん、ニオイ対策のためにこまめな取り替えを絶対的に推奨します!

VIO脱毛で解決できる?ムダ毛の問題も

VIO脱毛は、デリケートゾーンのニオイ対策にも役立ちます。毛がないことで経血をはじめとした老廃物の付着、ムレの増幅を防げます。
また、デリケートシートを使う際にもムダ毛がない方が素早くケアできて快適です!

生活習慣を整えることで「加齢臭」対策になる!?

生活習慣も体臭を防ぐために重要なことです。ここの見直しでいわゆる「加齢臭」を抑制することが可能かもしれません。
偏った食生活、煙草の吸い過ぎ、お酒の飲み過ぎ、睡眠不足は体に活性酸素を溜まらせて、加齢臭の元と呼ばれる「過酸化脂質」を多く発生させます。

女子の「おじさん化」が加齢臭を加速させる?

いわゆる「おじさん臭」はおじさんの生活で発生します。
食事、喫煙、飲酒、睡眠不足など、「ちょっと自信がないかも……」とギクッとした方、以下当てはまるものがないか確認してください。

  • 脂質、糖質の多い食生活をしている
  • 食事は動物性たんぱく質が多い
  • 煙草を吸う習慣がある
  • ついついお酒を飲みすぎてしまう
  • 寝つきが悪い、夜中に何度か起きてしまう
  • 1つでも当てはまる方は、生活を見直しましょう!

睡眠不足は皮脂分泌が活発化させる!

眠りの改善は体調・メンタルの改善だけではなく、ニオイの改善にも役立ちます。
実は睡眠不足は、皮脂分泌を活発化させます。もうここに至るまで何度も出てきたニオイの原因「皮脂過剰」。
これが睡眠不足でも引き起こされてしまいます。
次の対策はあくまで一例ですが、「睡眠不足」の解消に是非参考にしてみてください。
あまりひどい場合は、専門医にかかることを推奨します。

  • 寝る2時間前はスマホ、パソコンなどのデジタルデバイスを使用しない
  • 枕、シーツなどの寝具を見直して寝心地の良いアイテムに変える
  • 14時以降はカフェインを含む食べ物、飲み物は控える
  • 最低でも眠る2時間前には食事を終える
  • 寝る前の喫煙、お酒は控える
  • 寝る前の激しい運動は控える
  • シャワーだけで済まさず入浴する

食べたものが体をつくる、そしてニオイもつくる

影響が大きいのは食べ物です。ニンニクなど、直接的に口臭の原因になるものはみなさん気遣われます。
しかし、汗のニオイや体臭に影響する食事については意識されていない方が多いかと思います。

植物性たんぱく質や脂質の多い食事が多い方は、少ない方よりも体臭がきつくなる傾向が高いようです。

これらの食事は中性脂肪やコレステロール増加の元です。
中性脂肪やコレステロールなどの脂質が、活性酸素によって酸化した成分が加齢臭の元と言われる「過酸化脂質」なのです。食事はかなり重要なファクターであることがわかります。

毎日ヘルシーな食事とはいかなくても、週の半分以上は意識した食生活をおすすめします。