2020.02.03
冬でも熱中症になる?!寒い時期だからこその【かくれ脱水】対策
そもそも【脱水症状】とは?
人の体液は約60%が水分・ミネラルで構成されています。
身体から排出する水分が増えたり摂取する水分が足りなかったりすると、体内の水分・ミネラルのバランスが崩れ、水分と一緒にミネラルまで排出されてしまいます。これを脱水症状と言います。
脱水症状が起こるのは夏だけじゃないの??
冬の寒い時期でも、皮膚・粘膜・呼吸によって常に水分が蒸発しています。これを「不感蒸泄(ふかんじょうせつ)」といい、この不感蒸泄で1日約900mlの水分を失うといわれています。
調査員O
や、約1L……!
人間の体は汗をかくと喉が渇くようにできているので、夏は意識的に水分補給ができます。ですが、汗をかかない冬はのどの渇きを感じにくく、水分が不足しがちです。
空気が乾燥しているため不感蒸泄による水分排出量も増えてしまいます。
冬の脱水のチェックリスト
調査員M
こんな症状があったら【かくれ脱水】かも……!
- 手先、唇などが乾燥しがち
- 口の中がネバネバする、食べ物が飲み込みにくい
- なんとなくだるい
- めまい・たちくらみが起きる
冬の【かくれ脱水】予防法!
こまめに水分を摂る
汗をかかない分、電解質は失われにくいので補給するのは基本的に水分だけで十分です。できるだけ水、または体を温められる白湯を飲むようにしましょう。少量をこまめに飲むのが上手に体に吸収させるコツ。
コーヒーや紅茶に含まれるカフェインには強い利尿作用があるので水分補給には向きません。
ライターA
どうしても水が苦手な場合、麦茶やほうじ茶などのお茶がおすすめです。
調査員M
ホットの麦茶もけっこういけますよ~!
湿度を上げる
空気が乾燥していると水分が体外にどんどん出て行ってしまうため、部屋の湿度を上げることも重要です。
ウイルス予防にもなって一石二鳥ですね。加湿器を使う、お湯を入れたコップを置いておくだけでもかなり違いますよ!
冬でも熱中症になる?!
かくれ脱水状態でお風呂に入ったり、暖房が効いて暑い部屋に長居したりすると冬でも熱中症になるリスクがあります。
こまめに水分補給をこころがけ、かくれ脱水リスクを減らしましょう!
調査員Y
冬のお風呂は「ヒートショック」にも気をつけたいところです……!