2021.05.03
頭皮・髪の日焼け対策忘れてない?怖い紫外線ダメージから髪を守ろう!
頭皮の日焼け対策してますか?
お出かけシーズンになり気になるのが日焼け。
顔や身体への紫外線対策はばっちりでも、意外と見落としているのが頭皮や髪への対策。頭皮や髪も肌と同様に紫外線のダメージを受け、あらゆるトラブルを引き起こします。
そして、一度傷んだ髪を戻すことはなかなか難しいためしっかりと予防を行いましょう。
今回は、予防はもちろん、うっかり日焼けした時の対策についてもまとめてみたので、お出かけ前後にぜひ参考にしてください!
頭部への日焼けの影響
日焼け対策を怠りがちな頭部ですが、髪の毛は日光を吸収しやすく、頭皮は日光を垂直に浴びるので日焼けしやすい部分。頭皮や髪が日焼けすると、次のような影響を及ぼす可能性があります。
頭皮の火傷
髪の分け目やつむじなどは髪の毛から守られていないため、より日焼けをしやすい部分です。
日焼けは、軽度の火傷と同様のダメージを肌に与えます。
夏の日に、日焼け対策を忘れて、皮がめくれたり水膨れになったことはありませんか?
同様の症状が頭皮でも起こる可能性があります。かゆみや赤み、痛みなどが出たり、皮めくれが起きたり。皮めくれはフケのように見えるため、気になる人も多いはず。
白髪や薄毛リスク
髪の育成に関わる毛母細胞。
この細胞が紫外線によってダメージを受けるため、白髪や薄毛リスクが高まる可能性があると言われています。気を付けたいのが、日焼けしてすぐにこのダメージが出てくるわけではないこと。ダメージが蓄積されていくので、今日受けた紫外線がいつか影響を与える事になります。
将来のためにも、今しっかりと予防することが大切です。
カラー・パーマの持ちが悪くなる
キューティクルがしっかりと整った健康な髪は、カラーやパーマが長持ちします。
紫外線のダメージにより、キューティクルが開いてしまうため、「色が変わった気がする」「パーマが取れた」と感じたことがある人も多いはず。お気に入りの髪型をキープするためにも紫外線はNGです。
乾燥
夏フェスや海など、イベントのあと髪の毛のパサつきを感じたことありませんか?
これは乾燥が大きな原因です。髪や頭皮の乾燥が引き起こすトラブルは思っているよりずっと多く、髪の毛の悩みは、まず、乾燥を解決することが一番の近道と言っても過言ではありません。
乾燥が及ぼすトラブル一例
- 髪の毛の広がり
- くせ毛・まとまりにくさ
- 切れ毛・枝毛
- 抜け毛
頭皮・髪の毛の紫外線を予防する方法
帽子・日傘を利用する
紫外線カットができる帽子や日傘の活用がおすすめ。物理的に紫外線を防ぐことが出来ます。帽子を選ぶときは通気性の良いものを選ぶのがベスト。蒸れは不快感だけではなく、頭皮環境を悪化させます。
日焼け止め
肌にも髪にも使用可能なスプレータイプの日焼け止めは、手軽に使用できる日焼け防止グッズ。
髪や地肌から10cm~15cmほど離して、まんべんなくスプレーすればOKです。
汗をかいたり水に入った後は必ず、日焼け止めをし直すようにしましょう。また、頭部は汗をかきやすいため、こまめにスプレーをかけ直すのが、効果をキープするコツです。
分け目を変える
「帽子や日傘を忘れた!日焼け止めもない!」という時は、分け目をこまめに変えると頭皮へのダメージは防げます。※髪の毛は防げません…涙
日焼けしてしまったらアフターケアを
いくら気を付けていても、日焼けをしてしまうことも。その後のケアを頑張ればダメージも最小限になるので諦めないで!いつもより丁寧に、時間を掛けて労わりましょう。
海水やプールは洗い流す
海水やプールの水は、ダメージを引き起こす原因のひとつ。まずは真水(シャワー)でしっかりと洗い流してあげて。
頭皮は冷やす
火傷と同様にまずは冷やすことが重要です。
とはいえ、保冷剤を直接当てたり、冷水シャワーを当てるなどはNG。過度の刺激を避けるために水をしぼったタオルを患部に当てて熱をとってください。しっかり冷やすことで、かゆみや皮めくれなど、ひどい炎症を最低限まで抑えられる可能性があります。
保水・保湿
紫外線のダメージを受けた頭皮や髪の毛は、かなり乾燥しています。
しっかり保水、保湿してあげるようにしてください。
市販の頭皮ローションなどを選ぶときには、刺激の少ないものを。清涼感の強いローションなどは、疲れた肌には避けて下さい。
しっかり保湿してあげることで肌本来のバリア能力を引き上げてくれます。
シャンプーなどは優しく行う
日焼けをしてしまった日のシャンプーはとにかく優しく。
お湯の温度はいつもよりぬるめ、シャンプーは泡立ててから髪や頭皮に乗せ、指の腹で優しく洗うようにしましょう。
ドライヤー前には、いつもより念入りにタオルドライをしてください。こうすることでドライヤーの時間が短くなり、髪へのダメージが抑えられます。
ちなみに髪を濡れた状態で放置するとダメージがすすむ原因に。自然乾燥は避け、手早く乾かしてください。
ひどい時には皮膚科医療機関へ
触れるだけでも痛い、水膨れができる、膿んでいるなどひどい日焼けは医療機関へ受診してください。
何度も言いますが、日焼けは、肌が火傷している状態です。
悪化してしまうこともあるため、おかしいと思ったら、すぐに医療機関での治療を行うようにしましょう。
頭皮と髪の紫外線ケアを見直してみて
夏だけではなく一年中降り注ぐ紫外線。
目に見えにくい頭皮の日焼けを気にしてなかった人は要注意です。
紫外線は、枝毛や広がりなど髪の毛のダメージから、白髪や薄毛なども招いてしまう恐ろしい存在です。今日からしっかりと防ぎ、いつまでもきれいな髪をキープしましょう!