2020.08.09
【9月開催予定ヴェネツィア国際映画祭】連休は名作映画をチェック！
お盆休みは一人映画祭開催！
どこかに旅行に行けず、おうちに引きこもり……。こんな時こそ、名作映画の数々を見て感性をくすぐりましょう。
9月開催ヴェネツィア映画祭
毎年9月にイタリアにて開催されるヴェネツィア映画祭。カンヌ、ベルリンと並ぶ「世界３大映画祭」の中でも世界最古の映画祭です。最高作品賞は金獅子賞と言われ、他にも女優賞、男優賞、革新的なトレンドを紹介するドキュメンタリー賞やVR作品賞などもあります。
過去の金獅子賞受賞作品からおすすめをピックアップ！
どれも不朽の名作と呼ばれるものばかりです。この連休中に見ておくと、もっとヴェネツィア映画祭のニュースが面白くなるかも。
ジョーカー（2019年受賞）
アカデミー賞最多ノミネート、ゴールデングローブ賞とあらゆる賞を席巻した話題作。アメリカンコミックバットマンに登場する悪役で、世界中を魅了した“世界でもっとも有名な悪役の一人”と言われているジョーカー。
ジョーカーの誕生秘話を描いた本作品は、映画評論家はもちろん、あらゆる人が言葉を奪うような問題作としても知られています。
ROMA／ローマ（2018年受賞）
Netflix発の映画でアカデミー賞では監督賞や外国語映画賞を受賞しました。監督は『ゼロ・グラビティ』を手がけたアルフォンソ・キュアロン。舞台は、経済格差などからデモが多発していた1970年代のメキシコ。若い家政婦の視点から激動の１年を描いています。監督自身の経験や記憶を忠実に紡ぎ、家族の愛の溢れる作品に仕上がっています。
シェイプオブウォーター（2017年受賞）
ローマの休日や美女と野獣、見た目や立場の壁を乗り越えた恋愛作品は数多くあります。シェイプオブウォーターは、水の中で生きる人間ではない不思議な生き物と心を通わせる作品です。
口がきけない主人公や黒人の同僚、LGBTの隣人など、登場人物が抱える生きづらさと、その中で強く愛を貫く様子がけなげで美しい恋愛を描いています。
SOMEWHERE（2010年受賞）
ロサンゼルスのホテルで酒と女に明け暮れるような、派手で自堕落な生活を送っていたハリウッドスターの主人公。別れた妻と暮らしていた娘とひょんなことから一緒に生活をすることに。何でもない穏やかな日常の中で自分を見つめなおす様子を描いています。
娘役のエルファニングがかわいすぎるのはもちろんですが、寂しい心を埋めていく家族って存在の尊さをひしひし感じる作品です。家族に会いたくなること間違いないので、注意してください。
HANA-BI（1997年受賞）
北野武監督7作目の作品。不治の病と闘う妻を持つ刑事が主人公です。
仲間の好意で張り込み中、見舞いに行くものの、その間に現場では発砲事件が発生。仲間は殉職、半身不随になり、主人公は犯人を殺し刑事をやめてしまいます。治療費や遺族への支払い金を得るためにやくざに借金を借りてしまいます。
静と動の描写が見事で、生きることの意味を考えるきっかけになる映画です。
今年のノミネートは
何といっても注目すべきは日本映画がノミネートされていること。黒沢監督がベネチア国際映画祭のコンペティション部門に選ばれるのは初めてだそうです。
スパイの女
2020年6月にNHK BS8Kで放送された同名のドラマを新たに劇場公開。舞台は1940年の満州。恐ろしい国家機密を偶然知ってしまった優作（高橋一生）は、正義のため、秘密裏に世に知らしめようと行動しますが……
まとめ
ベネツィア国際映画祭の開催は、現地時間の9月2日から12日まで、金獅子賞の発表は最終日に開催される予定です。
ノミネートされる作品は、話題になる事間違いなしな作品ばかり。お盆は名作映画を復習しながら過ごしてみてはいかがでしょうか？
