2019.05.26
梅雨どきの気象病対策!ジメジメ梅雨をステキにキレイに乗り切ろう
働く女子を悩ませる梅雨どきの気象病
曇りや雨の日が続き、気分も落ち込む梅雨の季節。気圧の変化や湿気によって体に不調が現れることを「気象病」と呼びます。
気象病対策を万全にして、ジメジメした梅雨を少しでも快適に過ごしましょう!
梅雨に気象病が起こるわけ
湿気
雨が多く、湿気の高い梅雨の時期。空気中の湿度が高いと汗が蒸発しにくいため、体内の水分をうまく排出できない状態になります。そのため不要な水分がどんどんたまっていき、体にさまざまな不調が現れます。
東洋医学では「水毒」と呼ばれるこの現象。全身のだるさ、めまい、手足の冷え、むくみなどが主な症状です。
自律神経の乱れ
梅雨の時期は、気圧の変化が急激で不安定です。体がその急激な変化に合わせようとして追いつかなくなると自律神経に乱れが生じ、めまいや頭痛などの症状が現れます。
また、室内と屋外の温度差が大きいことも自律神経が乱れる原因。羽織ものやひざ掛けなどを使って上手に体温調節しましょう。
日照不足
太陽の光を浴びると分泌されるセロトニンというホルモン。このセロトニンは、夜になると睡眠を促すメラトニンというホルモンに変化します。
雨が続くとセロトニン・メラトニンの分泌量が減少するため、寝つきが悪くなったり睡眠の質が下がったりします。睡眠がうまくとれないため、体にはどんどん疲れがたまっていくことに……
梅雨どきの気象病対策
適切な水分補給
一日の水分摂取量の目安は1.5L、真夏やスポーツをするときは2Lほどといわれています。一気に飲みすぎると胃腸に負担がかかるので、少しずつこまめに飲むようにしましょう。
水分代謝をよくする食品をとる
根菜類やショウガ、発酵食品には体を温めて代謝をよくするはたらきがあります。黒豆やハトムギなどの豆類・きゅうりやゴーヤなどの瓜類・昆布やわかめなどの海藻類も水分代謝を良くしてくれます。
むくみがひどい方は漢方にも注目!
- 五苓散(ごれいさん)
- 苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)
- 防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
などの漢方薬は体の水分代謝を助け、むくみを改善してくれます。
入浴で血行促進!
自律神経の乱れには入浴が効果的!ベッドに入る1時間くらい前に、38℃~40℃くらいのぬるま湯に10分くらいゆっくり浸かりましょう。血行が促進されて体のだるさや憂鬱さもやわらぎます。副交感神経が優位になってリラックスできるので安眠効果も!
逆に朝は熱いシャワーを浴びると交感神経が優位になり、シャキッと目覚められます。
部屋の除湿をしてこまめに掃除
高温多湿になりがちな梅雨。部屋を閉め切ったままにしているとカビやダニの温床になってしまいます。
こまめに掃除をして、除湿器や空気清浄機で空気もキレイに保ちましょう。
タンパク質重視の朝食をとる
良質な睡眠に欠かせないセロトニンはトリプトファンというタンパク質を原料にして作られます。
また、セロトニンが睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンに変わるまでは10時間ほどかかるので、トリプトファンを多く含む食品は朝食に取り入れるのがベスト。
大豆や肉・魚介類、乳製品や発酵食品に多く含まれています。
また、暑いからといって冷たいものばかり食べてしまうと胃腸の血管が収縮し、自立神経の乱れにつながります。一食につき一品はスープなどの温かい食べ物を取り入れましょう。
調査員M
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ライターA
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